NEWS

NEWS

2023/08/17

NEWS

目次  

  1.  産業用ロボットシステムの移設工事とは
  2.  実績紹介
  3.  まとめ

1. 産業用ロボットシステムの移設工事とは

  

 製造工場内には数多くの生産設備が設置されておりますが、新規生産ラインの立ち上げ等があると

 

 工場内のレイアウトを変更しなければならないこともあると思います。

 その際、設置されている生産設備を搬送しなければならない為、まず各種配線を外したり、固定アンカーを抜いたりといった、

 いわゆるバラシ作業を行い、重量物の搬送をして各種配線の再接続、アンカー固定を行うこととなります。

 その為、工場内のレイアウト変更に伴う生産設備の搬送・移設作業は単に「 重量物搬送の知識があればそれでよい 」

 ということではなく、

 各種配線のバラシ・復旧作業も必要となる為、「 重量物搬送に関する知識・経験 」と

 「 生産設備に関する知識・経験 」が必要となる高い技術力が求められる作業です。

 特にロボットシステムの移設作業においては、

 1. ロボットと制御盤との配線を理解しバラシ・復旧ができること

 2. ロボットのような精密重量機器搬送のコツと注意点を理解していること

 3. 移設後必ず発生する位置ズレ修正の為、ロボットティーチングができること

 この3つの高い技術力が求められる作業となる為、

 安易に「 これくらいできるだろう 」という認識で作業を行うべきではありません。

 多くのユーザーはロボットシステムの搬送・移設作業を

 ロボットシステムインテグレータ(ロボットシステム製作会社)へ依頼されることがほとんどです。

 ただロボットシステムインテグレータの中にも「 自社で製作したシステムのみ請け負う 」といった会社も多く、

 お困りになっているユーザーも数多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 ロボットシステムインテグレータである弊社では、

 他社で製作されたロボットシステムであっても移設作業を請け負っております。

 工場のレイアウト変更等でお困りの方はお気軽にご相談下さい。

 

 

2. 実績紹介

 一部ではありますが、過去弊社が実施させて頂きました移設作業の実績をご紹介致します。

 実績1.愛知県 自動車部品製造業 T社様 アーク溶接ロボット2式の移設

 愛知県にある自動車部品製造を行っているT社様にて工場内のレイアウト変更に伴い、

 ロボットシステムの移設が必要になったということでファナック製アーク溶接ロボット2式の移設工事を実施致しました。

 外部回転軸付きのロボットが2式並列に並んでいるシステムでサイズは5m×5m×2mとなりましたので、

 バラシ作業を行い、1式ごとに搬送できるようにした後に移設作業を実施いたしました。

 設置時にはレーザー式の墨出し器での墨出しを行って、お客様のご指示通りのレイアウトとなるようにし、

 アンカー固定作業前にオートレベルといわれるレベル(水平)出し用の機器にて水平になるよう調整しました。

 また復元作業後には自動運転確認も行い、問題なくロボットシステムが稼働することを確認して2日間で作業を終了いたしました。

 実績2.静岡県 樹脂製品製造業 S社様 210㎏可搬 ハンドリングロボットシステム1式の移設

 静岡県にある樹脂製品製造業を行ているS社様にてファナック製の大型ハンドリングロボットシステム1式の移設工事を行いました。

 対象のロボットが大型であり、ロボット本体の重量が1000㎏近くあるシステムでしたが、事前の下見調査と段取りを行い、

 安全かつ迅速に作業を実施することで1日間でバラシから復旧までの作業を完結させることができました。

 

  

3. まとめ

 工場内のレイアウト変更に伴う産業用ロボットシステム・協働ロボットシステムの移設工事は

 重量物搬送とロボットシステムの電気制御に関する知識、ロボットティーチングの知識等、様々な経験が必要となります。

 これをユーザー様だけで完結することはかなりご負担になるかと思いますので、お困りの方は

 

 多くの実績を経験している弊社にお気軽にご相談下さい。

ページの先頭へ戻る